開廊10周年記念企画「奥村晃史絵画展」(開催期間:2007年10月13日〜2007年10月25日)

今回、水無月開廊10周年の記念企画を考えるにあたり、真っ先に思い浮かんだのが洋画家・奥村晃史でした。彼の作品の素晴らしさはもちろんの事、彼と私が同年齢である事、彼が郷土である岐阜地域で制作・活動している事など様々な点で、なにか縁を感じたからです。思えば3年前に水無月が現在の場所に移転した時もリニューアル記念展は奥村晃史展でした。そんな彼と今回大きな節目となる10周年に展覧会を企画できた事、大変嬉しく思います。

奥村作品の魅力は、スキルとイマジネーションの絶妙なバランスにあると私は考えます。彼の作品のモチーフは意表をつくものではありません。しかし確実に写実描写された、“日常に在る物”からなる作品の先にあるのは事実を超えた不思議な世界です。スキルとイマジネーションが心地よくシンクロし、見る物を日常の中の非日常へと誘います。永きに亘り先人達の知恵や努力が注がれてきた絵画の世界、新たな一石を投じるのは容易な事ではありませんが、彼のその挑戦には大きな意味があると信じています。

本展では、奥村晃史ここ1年以内の作品約20点を展示いたします。何卒この機会にご高覧賜りますようご案内申し上げます。

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